2019年1月25日金曜日

不動産とLLC





(質問) Single Member LLC について 教えてください

社長さまが一人の場合は 自動的に Single LLC になります


Single LLCですが LLCというのは アメリカの商法上の組織であり
税法上は認識されません
そのため 税法上では Single LLCは 以下の2つの方法を選択して 税法上申告をします
(1)法人として 税務申告をする
(2)個人として LLCを個人事業として申告する

(1)は 英語で言うと Corporation になります Corporation は S-Corporation, C-Corporation の二つが存在します
非居住者の外国人は S-Corporation の社長にはなれません
なので 非居住者の社長さまがCorporation を選択する場合は 自動的に C-Corporation になります

(2)は 個人の確定申告をして そのなかで 個人事業として LLCを申告します
この場合 納税者はあくまでも 個人です
LLCは 独立した納税者ではなく 日本でいう 青色申告と同じで 個人に属するビジネスです
納税者が個人ですので 不動産投資などの投資活動は 個人に属することになり ビジネスとは認められません
ただ一つ ビジネスとして認められるのは 物件を フリップする場合(買って すぐに売る 不動産のブローカーのように 売却益でビジネスをする場合)
や 不動産エージェントのように 不動産を消費者に売る場合は 個人事業になります

(ご質問) 調べたところ、もし現状の会社ががSingle Member LLCなら、法人の税務申告はしなくてよいというか、できないとのことです。

以上 書きましたが Single Member LLC は Corporation または 個人事業になります。Corporationの申告が できないという意味ではないです
選択をします
Single Member LLCが 個人の申告に含まれますので(個人事業を選択する場合) その場合 納税者は「個人」です
LLCは 納税者ではありません
おっしゃるとおり 個人事業にする場合 (岩田様のおっしゃるように 個人の下に LLC というように申告する場合)LLCは 存在意義がなくなります
Deed は 個人になります

LLCを納税者扱いにする場合は 法人=Corporation になります


あくまで私の想像ですが、Deedの名前は個人の名前に変えなくてもよいのではないかと思います。(個人の名前に変えたら、その不動産はLLCの所有でなく、私の所有になってしまいますよね?そうしたらLLCは存在意義がなくなると思います)


ネットで調べたらSingle LLCはスケジュールE(スケジュールCと言うひとも)を使うとありました。ただ、どのように会社の名前を記載するのか、会社名は記載しなくてもよいのかなど、私なりに調べてみます。

個人が納税者なので Schedule E によって 賃貸住宅を申告します 
Schedule C を使えるのは 不動産のブローカーや Flip で 利益を得ている人です

納税者は個人なので Deed も個人
法人ではないです
つまり LLCは 存在意義がなくなります




2017年11月14日火曜日

国際税務

国際税務について 
最近のテクノロジーの恩恵として オンラインビジネスの繁栄が挙げられます。それとともに 税務申告も 「国際化」を取り入れずには 機能しなくなったといえます。
日米両国の国税局も その兆候が明らかで、インターナショナルビジネスは 監査の影響も受ける可能性が高くなってきました。ここでは その重要性と 日米両国の税法の知識がとても重要であるということを 簡単に述べます。
国際税務の重要点は 大きく分けて2つあります。
(1) 二重課税を防ぐ
(2) タックスホームが どの国にあるか

国際税務申告の罰金(申告漏れ、未申告、過少申告の際の)は 最低$10,000ドルです。個人(FBAR, FATCA)であっても 外国資本法人開示申告(フォーム5472)であっても 罰金は高額といえます。ここで出てくる懸念は 「収入が少なかったので 申告をしなくてもいいのではないか?」「日本ですでに申告をしているので 二重課税は避けたい」 

2017年11月13日月曜日

会社の形態

会社の形態について
もっとも人気のある4つの会社形態について 説明します
LLC ----LIMITED LIABILITY COMPANY
社長様の個人的な責任は LLCから切り離されて 守られる。
LLC自体は 税法上の規定がなく パートナーシップや株式会社、個人事業として納税します。パススルーといわれる場合 パートナーシップとして申告をしていますので、メンバーの個人の確定申告上で 納税をします。株式会社は C コーポレーションの場合 会社が独立した納税主体として 納税します。 S コーポレーションの場合は パートナーシップのように 利益がパススルーしますので 個人の確定申告で 利益を計上します。

C -Corporation ( C コーポレーション)
いわゆる 株式会社。法的に 個人とは切り離された 独立納税主体として 納税する。個人の財産と 切り離される。株式会社の所有主は株主で 株券が発行される。

S-Corporation (Sコーポレーション)
C コーポレーションのように 個人とは切り離された独立した納税主体。パートナーシップのように 利益は社長様個人の確定申告にパススルーされます。会社の条件が厳しく、非居住者外国人は株主になれない、など。

ピックアップ記事

控除可能なビジネスによる出費について

ラップトツプコンピューターを控除に適用させるには *レシート *小切手、クレジットカードの明細書 *ビジネスで使用したという証明 が必要になります。   デスクトップのコンピューターはどうでしょうか? もしこのコンピューターがビジネスで使用している場所(オフィ...

よく見られている投稿